新卒・未経験でも働ける?訪問看護のリアルな採用事情について

訪問看護は在宅で看護を受けられるということもあり、その需要も徐々に高まっています。興味はあるものの、訪問看護師になるには長いキャリアが必要だと思っている方も少なくありません。今回は、そんな訪問看護師のリアルな採用事情についてご紹介します。

訪問看護をするのに経験は必要?

訪問看護師の募集条件として、看護師としての実務経験を3～5年以上必要としているケースが多くなっています。しかし、近年では　新卒から訪問看護師として働く人も増えてきました。ここからは、訪問看護師の経験の必要性について解説していきます。

訪問看護師は病院などで勤務している看護師とは違い、基本は1人で利用者様の家へと向かいます。そのため、実務経験の少ない看護師、ましてや新卒の看護視は採用されないことがほとんどでした。

しかし、ここ最近では新卒でも訪問看護を任せる病院や訪問看護ステーションなどが増えてきています。新卒で訪問看護ができるということは、20代のうちからすぐに実践的な仕事に取り組めるということです。

「訪問看護師として働きたい」と考えている人は、そのような職場を探すことをおすすめします。専門的な分野に携われるため、資格取得などのスキルアップにも手が回せるようになり、早めのキャリアアップが期待できます。

一方、「まずは普通の看護師として働きたい。」と考えている人は、まずは一般の病院に就職するのがいいでしょう。訪問看護は新卒からできるとはいえ、高い志がないと難しいものがあるでしょう。訪問看護師になるかわからない方は、病院などの現場でキャリアを積むことをおすすめします。

無資格・無経験の人は訪問看護に携われる?

アシスタント

訪問看護師は基本的に1人で利用者様のもとに向かいますが、看護師資格を持っていないアシスタントが付く場合もあります。訪問看護師のアシスタントは、看護師とともに利用者様の家を回り看護師のサポートをします。

助手のような存在

訪問看護師のアシスタントは、主に記録業務や備品管理などを行います。看護師が実際に利用者様に医療行為を施しているときに手伝うこともあり、責任も伴います。無資格・未経験の訪問看護師アシスタントを採用している病院や訪問看護ステーションは多くありますので、ぜひ探してみましょう。

訪問看護に向いている人の特徴

ここからは、訪問看護師に向いている人の特徴について紹介していきます。

人が好きな人

人が好きな人は、訪問看護師に向いているでしょう。利用者様とかかわり、触れ合う中で、信頼関係を築くことも看護師の仕事の1つです。看護師の中には利用者様との会話が楽しいという方が多く、やりがいの1つとなっている方も少なくありません。

体力に自信のある人

訪問看護師として働いている方の中に、自転車を使って訪問する方が多くいます。自動車で移動すると渋滞にはまってしまうこともあるので、簡単に移動できる自転車を利用している看護師も少なくありません。

小回りの利く自転車ですが、移動距離によってかなりの体力が削られます。看護に必要な備品を持っていかなければならないため、体力だけでなく精神力も必要になってくるかもしれません。

人の家に抵抗がない人

訪問看護師は利用者様の自宅に訪問します。そのため、人の家に入ることが得意でない人は訪問看護師に不向きだといえるでしょう。

訪問看護は利用者様の家で看護をするため、続けることがつらくなってしまうかもしれません。ペットや他人の家特有のにおいが苦手な人にとっては大きなストレスになってしまうため、人の家に入るのが苦手であれば、一般の病院で働くことをおすすめします。

臨機応変に自ら行動できる人

臨機応変に行動するということは、訪問看護の仕事においてとても重要なことです。訪問看護は、利用者様に合わせて適切な対応を取らなければなりません。また、自分の決断に自信を持てず、迷ってばかりでいては、利用者様も不安になってしまうでしょう。

状況に応じて最善の判断を下し、その決断に責任を持てる人は訪問看護師の素質があるといえるでしょう。しっかりと実務経験を積み、責任を持った仕事を行えるだけの気概があれば、訪問看護師として活躍できるようになります。

まとめ

今回は、未経験でもできる訪問看護の仕事、そして訪問看護に向いている人の特徴についてご紹介しました。昔は訪問看護師として働くためには看護師・准看護師の資格が必要でした。しかし、近年新卒の採用も広がり、訪問看護の常識も徐々に変わりつつあります

株式会社アソシアでは、訪問看護ステーションアソシアという訪問看護サービスを提供しており、新しい看護師を募集しております。希望条件などのご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。